2003年6月12日 Dream Evil & Kamelotを観に行く。

2002年10月のDream Evil初の来日公演は、私にとっていろいろ衝撃的でした。
あの時のライヴで彼らに恋してしまった私は、今回の再来日はヒジョーに楽しみだったのです。
半年しか経っとらんというのに、また観れる〜♪とウキウキでした。
しかも今回はKamelotと一緒で、なんだかおいしーじゃんと思ってました。

Kamelot…私がこのバンドの存在を知ったのは、『Karma』の辺りでした。
でもその当時の私はモロデスメタルに染まり気味だったし、
Kamelotはメチャクチャ甘甘な曲演ってるバンド…と思い込んでたもんで
さっぱり聴く気無かったのですよ…。
しかし、最新作『Epica』聴いて評価は一変。
まぁ私もまたメロなのも聴けるようになりましたんで…。

んでも、やっぱり私はなんだかんだ言ってもお目当てはDream Evilだったので、
ライヴ当日まではDream Evilの2枚だけ中心に聴いて、
Kamelotは『Epica』をちろっと聴く程度でした。


東京行きの新幹線に乗り込む前に私はチョコボールを買いました。
「きっとエンゼルが当たるな…。」
と思って手にした箱は本当にエンゼルが描いてありました。
…銀でしたけど。(笑)
「うふふ。今日はイイことあるわ☆」と思う自分。単純。

しかし、東京は雨降り。私は自分の雨女っぷりを呪いました…。
新宿駅に着いたのは午後3時近く。
少し迷いながらもとりあえずタカシマヤタイムズスクエアへ。
うわ。何年ぶりだ?ここ行ったの?
遅い昼食を取り、HMVやハンズなんかをいろいろ見てきました。

と、この日会うことにしてた某ちゃんへメール。
もう新宿に着いててヘヴンにいるっつーことで、
「あぁん。オラも行くぜー。」と新宿駅へ戻り、西口を探すものの、


新宿駅のあの複雑さよ!(嘆)


思いっきり迷子になりました…。
でもなんとか西口に辿り着いたはいいけど…ど、ドコに行けば…。@@;;;
結局私は西新宿に行くのは断念しました…。(涙)

んでまた駅の中を歩き、今度は歌舞伎町方面に向かうこととしたけど、
またもや迷子気味…。ホントに方向音痴だよ。この子は…。(呆れ気味。)
しばらくうろついた末辿り着き、地上へ出てみたらコマ劇場が見えたので一安心。
で、会場出入り口前のロッテリアで某ちゃんと合流。
そして、あーまた7階まで階段をヒーコラと上りました。

私のチケ番号、ライヴ2週間前に頼んだんだけど、
160番台だったのよ。むふふ。
まぁ遅く行ったからあんまし意味は無かったけどねぇ。


さぁ、まんずはDream Evilだよ。奥さん。
で、イキナリ結論ですが…


選曲に納得いかない。構成悪い。流れがスムーズじゃない。


"Made Of Metal"から始まるとは聞いてたけど、
始まりの曲としてはいかがなもんか?と思いました。
なんでアルバム通りに"Break The Chains"から始めなかったの?
ってーか、この曲結局演んなかったし。
しかも私が新作で気に入ってた"Live A Lie"も演んないし、
周りがおとなしかったので、かなーり冷め気味になってしまいました。

でも、
Snowyがすんごいカッコイイ!と思いました。

モヒカン、ヘンなメイクなぞでスンゴイ姿になってたけど。(笑)

Fredrikとは2回くらい目が合いましたな。
「おぉっ!?」って顔されたけど、わ、私のこと覚えてる…?(笑)

終わった後、私の側にいた数人の女の人がハンカチで目を押さえて泣いてました。
どうやらヒデキ感激☆涙のご様子。
Fredrikがフロアに下りて来た時に何か言われたのかなぁ。

私はなんだかモヤモヤした気分でした。
あんなに好きだったDream Evilのライヴを楽しめなかった自分…
期待が大きかっただけにかなーりショックでした…。


そしてしばらくして、今度はKamelotの登場です。
私の周りの人口密度は高くなり、温度が上昇してました。
SE〜"Center Of The Universe"〜と始まり、
ステージにRoy Kahnが現れた時、私が思ったこと。




「うわ…本物だよ…。」



当たり前だ。(笑)

しかし、何だか音悪い。
ドラムの音がやたらとデカくて、Royの声が聞こえんぞよ。 
んでも周りは大合唱。
Dream Evilの時もこーだったらな…と悲しくなりました。

1曲目終わって、周りの壁が高くてステージ全体が見えないし、
何よりRoyの動きをちゃんと見たいっしょ@
ということで、後ろに下がりました。

RoyはMikael Stanneとセクスィーパフォーマンス対決(笑)をしてほしいくらい
エロエロ(キャッ☆)でした。あの手つきが…。(ごっくり。)
さすが、





HM界の抱かれたい男1。(笑)





んでしばらくは、Royもでしたが、
Caseyさんが、ドラム叩きつつもスティックをくるくる回転させてるのが
やたらカッコ良くて見惚れてました。(笑)
しかもすんごいパワフルな叩きっぷり!
…でもVoが聴こえなくなるほどってのはどうかと思ったけど。^^;

Glennさんは美しい金色の御髪を振り振りしながらベースを弾いてる姿が
なんだかタマランかったです…。(ごくり。)
Thomasさんはかなり厳つい顔をしてましたが、
日本語で「ゲンキデスカー。」とか言うのがほほえまーでした。(笑)

それから、正式メンバー…では無いんすよね?の
松浦さん…ぶはは(笑)のMats Olausson…ふ、ふつーの人だ…。
でも一応Keyソロタイム有ったし。

もー曲は『Epica』のしか知らんかったけど、
知らない曲でもノリノリで頭振りまくりました。
いやしかし、あんなに激しい曲演ってるなんて思ってなかった…。
(なんだと思ってたんだか。/笑)

んでもRoyの持ち味が生かされるのは、やっぱしっとりとした曲でしょー。

"Don't You Cry"の時、Royがステージから消え去ったので
「あ。こりゃ、客席に出てくる。」と思ってたら…
会場左側にあったカウンターテーブル上に現れ、そこを歩きながら歌い始めました…。
あそこにいたお客さんは悶絶状態だったでしょうよ。





見上げれば、Roy Kahn。





私の眼前に熱唱する彼。
ライトを浴びながら歌うRoyはとても幻想的でした。

"Don't you cry〜〜"と言われてるのに、泣いてる方多数…だったようだす。
(わたしゃは泣いてないよぅ。)

ギターもすんごい良かったし…。(うっとり。)

本編が終わり、アンコール。
ドラムソロの後にRoyが何故コート着てきたんかが気になった、どーでもいい私。(笑)

ラストは"Farewell"で。
うわぁ〜ん☆また会う日まで。


Kamelotは…ホントすばらしかった。
あまりに凄過ぎて、Dream Evilがかわいそうだと思いました。
相手が悪過ぎた…。
Dream Evilの次回の来日は無いんじゃないか…??とか考えて、
なんだか複雑な気分で終わったライヴでした。
その日の夜はいろいろ考えてなかなか寝付けませんでした…。

あーしかし、


Kamelotもっと予習しとくんだったぁぁぁぁぁーーー!!!
ぢぐじょう゛ーーーー!!!


後悔は先に立ちません。
次の日、帰る途中で『Karma』を買い、新幹線の中で聴いて行きました。


夕暮れ。
過ぎ去る町並み。
哀愁メロディ。


感極まって泣きそうでした。@@


Kamelot、今度は単独で来て下さい。
Dream Evilはもっと修行して来なさい。



完。

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